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診療のご案内

■専門外来

【呼吸器科】


気管支喘息(小児・成人)の総合根本療法を最も専門としていますが、喘息の類縁疾患である、肺気腫、慢性気管支炎などの治療、在宅酸素療法、緊急増悪時の入院にも対応しています。
長引く咳(慢性咳嗽)の外来では、様々な原因で引き起こされる頑固な咳の診察を行っています。
「咳が出れば風邪」と思われがちですが、実は咳はさまざまな疾患で引き起こされます(だから「風邪は万病の元」といわれるのかもしれません)。
たとえば喘息の患者さんでは、喘息になる前に70〜80%までの患者さんが頑固に長引く咳を経験しています。この咳の時点で適切に対応すれば喘息の発症もほぼ完全に予防できますが、風邪と誤診されて対応が遅れ喘息が発症してしまう患者さんも少なくありません。
咳は風邪(細菌感染やウィルス感染)以外にも実に様々な疾患で現われます。長引く場合には気道過敏性の咳、自律神経性の咳、アレルギー性気管支炎、心因性の咳、薬剤の副作用、マイコプラズマ肺炎、百日咳、結核、肺腫瘍などを疑って診察を進める必要があります。呼吸器科ではこれらの長引く咳の診療も行っています。


【アレルギー科】


気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、慢性じんましんなどの疾患に対して、薬で抑える治療(対症療法)だけではなく、心療内科的対応も併用した総合的な治療を行い根本的に治しきることを目指した診療を行っています。
食物アレルギーに対しては、除去試験、各種負荷試験などを行い早期に診断を下し、患者さんの希望にもよりますが、原則的には生活療法と経口的減感作療法などにより「普通に食べられるようになること」を目指します。除去療法は最後の手段であり必要最小限に留めるべきであると考えています。
慢性じんましんは、毎日のように繰り返す、夕方から夜にかけて悪化し朝から昼ごろにはひいて行く、血液検査でアレルギーは見つからないというパターンを典型とするじんましんです。
この慢性じんましんとアトピー性皮膚炎は典型的な皮膚の心身症ともいえます。わが国ではアトピー性皮膚炎での心因の関与はあまり重要視されていませんが、根治のためには心因への対応は極めて大切です。久徳クリニックでは心理面への対応も行っています(心療内科)。
一般的な注射による減感作療法は、ハウスダスト・スギ・ブタクサ・アカマツ・犬・猫・ハチを行っています。

■減感作療法とは Click!!

減感作療法

減感作療法はアレルギーの根治療法です。気管支喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症、蜂アレルギーなどの治療に用いられます。

1.減感作療法の実施方法

@ 注射による方法
アレルギーの原因となっている抗原(アレルゲン)のエキスを繰り返し皮下注射して行います。代表的な抗原はスギやハウスダスト、ネコ、イヌ、蜂などです。
治療開始時には、原液を一億分の一から一千万分の一に薄めたものを用い、0.05ccから開始して毎回量を増やしながら注射を続けます。注射液の量が0.5ccまで増えたら、その次からは液の濃度を10倍にして、注射量を0.05ccに戻し、再び増量していきます。このように増量しながら、次第に注射する抗原量を増やしていきます。
注射の間隔は、標準的な進め方では週2回ですが、久徳クリニックでは生活療法も併用するという前提で週1回から始めています。
大切なのは、間隔が開き過ぎないように配慮しながら注射を繰り返し、治療効果が現れる濃度まで抗原量を増やしていくことなのです。ですから、治療を急ぐ場合には週2回が好ましく、場合によっては毎日注射することもできます。
さらに急ぐ場合は、急速減感作療法といって毎日4〜5回の注射を1週間ほど続ける方法もあります。この場合はショックに備え、入院して点滴をしながら行います(特に蜂アレルギーの場合)。 
30〜40回ほど注射を繰り返して、注射液の濃度が十分に濃くなったら「維持量」としてそれ以降は量を増やさずに、2週間から1ヶ月に1回の間隔で少なくとも2〜3年は続けます。
抗原の種類によっては健康保険が使えず自費になる場合があります。
たとえば蜂アレルギーでは輸入する蜂毒のエキスも専用に購入して頂かなくてはなりませんし、維持量に達するまでに40回ほどの注射が必要になります。保険が使えませんから維持量に達するまでに(蜂1種類あたり)約8万円弱の費用が必要になります。維持量に達してからも毎年1〜2万円ほどの費用がかかります。

A 経口的減感作療法
主にアトピー性皮膚炎の食物アレルギーの治療に用いる方法です。
卵白・牛乳・小麦などアレルギーの原因となっている食物(抗原)を、注射ではなく少しずつ食べていくことにより抵抗力をつけていく治療法です。
負荷試験を行い原因アレルゲンを確定してから、アレルギーの種類と強さ、患者さん一人一人の年齢、生活習慣などを参考にして治療計画を立てて行います。
注射による減感作療法よりも治療効果に個人差があります。その理由はアトピー性皮膚炎の食物アレルギーには不安や暗示などの心理的影響のかかわりが大きいからです。心理的影響への対策が十分に行われているか否かで治療効果に差が出るため、治療開始前に心理的影響への対策について十分な分析と指導を受けておくことが必要になります。必要であれば入院して行うこともあります。
経口的減感作療法はスギ花粉症にも試験的に行われていますが、現時点ではまだ花粉症に対する有効性は確認されていません。


2.減感作療法の効果

@ スギ花粉症では、70〜80%の有効性が認められています。
2〜3年の減感作療法実施後には、花粉の大量飛散年であっても、60%までの人は無症状、22%の人は軽症に経過します。シーズン中に1週間以上生活に支障が出た人は16.5%でした。
A 小児期のスギ花粉症に減感作療法を2年以上実施した場合、成人後も76%の人に症状の消失・改善が認められます。1年未満の実施期間では成人後の改善率は16%、薬物療法だけの場合は20%でした。
B ダニによるアレルギー性鼻炎では、減感作療法終了後5年を経過しても、約70%までの人は病院にも行かず薬も必要がないというデータが出ています。
C 喘息では実施1年後で、著明改善22.2%、改善48.1%、軽度改善14.8%という効果が認められています。喘息の場合はアレルギー以外の原因(ストレスや自律神経の乱れなど)のかかわり方により、総合的な治療効果には個人差があります。
D ダニが原因のアレルギー性鼻炎があり、さらに「スギ花粉のアレルギーもあるがまだ花粉症を発症していない人」で比較した場合、スギの減感作療法を行わないと3年以内に50.9%の人がスギ花粉症を発症します。減感作療法を実施した場合には12.9%まで発症率が低下します。
E 小児のアレルギー性鼻炎に減感作療法を実施することにより、喘息への移行が予防できます。
アレルギー性鼻炎に3年間の減感作療法を実施したグループでは、その後の喘息の発症率が24.1%であるのに対し、実施しなかったグループでは喘息の発症率は44.4%でした。
F ダニアレルギー陽性の人に減感作療法を実施すると、花粉など他の種類のアレルギーを持つことが予防されます。
G アトピー性皮膚炎の卵白アレルギーでは、経口的減感作療法により約80%までの例で摂取可能になります。
H 蜂アレルギーでは、まず標準的な週に1〜2回の減感作療法か急速減感作療法を行い、注射液の濃度を維持量まで高めます。その後は月1回の維持療法を続けます。維持療法開始後は、再び蜂に刺されても95%まではアナフィラキシーショックを完全に予防することができます。維持療法の期間は5年以上が好ましいとされています。


3.副作用

副作用は注射部位にのみ現れる局所反応と、全身性の症状が現れる全身反応があります。経口的減感作療法では全身反応が主になります。
局所反応の代表的なものは、接種部の発赤と腫れや痒みです。治療開始時から現れることはまれで、ある程度濃度が濃くなってから現れてきます。
局所反応は治療効果の現れともいえますから、発赤や腫れが3p程度で3日以内に治まるのなら心配はいりません。この程度の反応は「程よい効き加減のしるし」ともいえます。
局所反応が5p以上になったら全身反応が現れる可能性がでてきますから注意が必要です。
全身反応としては、蕁麻疹、鼻炎の悪化、喘息発作の誘発などが起こりえます。
もっとも重症なものは呼吸困難などを伴うアナフィラキシーショックですが、適切に減感作療法が行われている場合にはほとんど心配はありません。
注射による減感作療法を専門の医師が行った場合には、喘息発作の誘発は千〜二千回の注射に1回、アナフィラキシーショックの出現は二百万回に1回程度といわれています。

「減感作療法の効果」の文章作成にあたっては、以下の先生方のデータも参考にしています。
奥田実・馬場廣太郎:日本医師会雑誌119巻第4号1988、
岡本美孝:メディカル朝日2006年1月号、
福田博国他:日本医事新報3907号1999

 

 


 
【心療内科】


【乳幼児から小児】
ミルク嫌い・言葉遅れ・夜尿症・登園嫌い・チック・自家中毒症・友人関係の緊張や不安・不登校・慢性じんましん・起立性低血圧・過敏性腸症候群などのしつけと体質が影響する疾患と、発達障害・アスペルガー障害の適応支援〜社会復帰、食物アレルギー・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・気管支喘息などの心理面の問題について治療を行います。

【思春期から成人】不登校・ひきこもり・最近増加している20〜40歳代の適応障害(例えばこんな症状です)や、過呼吸症候群・過敏性腸症候群・パニック障害・気分変調性障害・社会不安障害・強迫性障害・境界性性格障害などの「年齢相応のたくましい状態に成長していないがための異常」の社会適応を進め、「たくましい社会人」に成長することを目指す治療を行います。治療開始時の年齢にもよりますが20歳代であれば、2〜3年で「年齢相応の健全な社会生活を送り経済的にも自立する」ことを目指します。
生活療法により発達障害・アスペルガー障害などの適応支援〜社会復帰をサポートします。これらの疾患は遺伝的素因も関わっていますから根治は困難ですが、生活療法で著しく改善することも珍しくありません。
気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー・慢性じんましんなどの心理面の問題について治療を行います。

高血圧・狭心症・糖尿病・骨粗鬆(こつそしょう)症 外来


気管支喘息の治療薬は、高血圧・狭心症・糖尿病・骨粗鬆(こつそしょう)症などに悪影響を与えることがあります。これらの疾患を合併した喘息の患者さんを安全に治療するため、久徳クリニックではこれらの疾患についても気管支喘息とあわせて専門外来で診療しています。


学習入院療法 (予約制)


重症喘息および不登校・ひきこもり・就労困難などの「早期の改善」を目的とした入院療法です。一部のタイプのアスペルガー症候群の社会復帰にも極めて効果があります。
患者さん本人の問題と、家族関係・親子関係の問題の分析・整理を行い、好ましい生活習慣と家族関係の改善法を「実地で学習」していただくことにより早期の問題解決が可能になります。
通院治療よりも治療効果ははるかに早く現れます。不登校の場合は平均3週間で9割弱までは登校再開が可能になり、働けない青年でも約2〜3ヶ月で8割まではアルバイトが始められます。
(学習入院体験記はこちら)


特殊検査と心理検査


食物アレルギーの除去試験・各種負荷試験、皮内反応、呼吸機能検査、喘息の気道過敏性検査、自律神経機能検査、副腎皮質機能検査、カウンセリング、各種心理検査などを行います。


■特殊相談・育児相談 (予約制)

患者さん本人が来院できないときは、ご家族のみでの相談も可能です。
喘息、アトピー性皮膚炎を予防する育て方、子供を不登校・ひきこもりにしないための育て方などについての相談も行います。講演会講師の依頼もお受けしています。

■一般外来

地域でのかかりつけ医として、内科、小児科、呼吸器科、アレルギー科の診療を行っています。
名古屋市医師会の病診連携システムにより、愛知医科大学、東名古屋病院、八事日赤病院などと連携し、専門外の疾患にも充分に対応できる体制で診療を行っています。


■予防接種 (一部予約制)

麻疹、風疹、三種混合(百日せき・ジフテリア・破傷風)、二種混合(ジフテリア・破傷風)、麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)、インフルエンザ、肺炎球菌ワクチンの接種を行っています。アレルギー体質の方への接種にも対応しています。





 



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